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“テレビアニメ離れ”した人たちが語る「1話20分」の視聴に感じるハードル

“テレビアニメ離れ”した人たちの本音とは(イメージ)

“テレビアニメ離れ”した人たちの本音とは(イメージ)

 日本はもとより世界中に浸透し、多くの人々を魅了し続けているアニメ。キャラクター、ストーリー、声優の演技、グラフィックなど、さまざまな見どころがあるだけに、「何回見ても飽きない」と言う人もいるだろう。一方で、かつてはテレビアニメの視聴に熱心だったが、「もう1話20分程度のアニメ視聴に耐えられなくなった」と、徐々に“アニメ離れ”している人たちもいるようだ。いったいアニメ視聴にどんなハードルを感じているのか。その本音を聞いた。

VTuberの2時間配信は見られるけど…

「最後にアニメを見たのは、たぶんもう半年以上前だと思います。1話20分くらいなのにじっと視聴できないというか、見る行為そのものが疲れてきて……」

 そう話すのは、メーカーに勤務する20代男性・Aさんだ。アニメ1話の約20分を苦痛に感じてしまうのに、VTuber(ヴァーチャル・ユーチューバー)の1~2時間の配信は無理なく見ることができるという。

「VTuberはトークやコメントへの反応が面白いから、見ていて飽きないんです。アニメキャラクターとは違い、リスナーとのやりとりで双方向性が高いし、時間を“共有”している感じがいいんですかね」(Aさん)

 とはいえ、アニメにはキャラクターだけではなく「物語(ストーリー)」がある。その点はVTuberにはない魅力のように思われるが、Aさんいわく、キャラや“中の人”の物語に惹かれるのだという。

「アニメの物語は、ネットで調べたらどこかに書いてあるから、それで十分(笑)。最近のVTuberは、キャラクターを演じながらも、“中の人”の人生が垣間見えるのが、生々しくて良いんですよね。ブラック企業での体験を明るく語る人もいれば、自身の陰キャエピソード、大学中退経験をさらりと口にする人もいる。

 最近のお気に入りは“お嬢様系VTuber”。一般家庭育ちの彼女が、本物のお嬢様を目指すというキャラ設定ですが、その物語の行方が気になります。いつもポジティブな配信を見ると、元気がもらえるというのもあります」(Aさん)

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