家庭用ゲーム機のソフトといえば、カセットやディスクをゲーム機本体入れるパッケージ版だけでなく、ダウンロード版も選択が可能。ゲーム機本体では近年、「PlayStation 5デジタル・エディション」や「Xbox Series S」といったディスクドライブが搭載されないダウンロード版専用のモデルも登場しており、選択肢が広がっている。それだけに、パッケージ版かダウンロード版か、購入時にどちらを選べばいいか悩む人も少なくなさそう。ゲームユーザーたちはどのような基準で、選んでいるのだろうか。パッケージ派、ダウンロード派にそれぞれの魅力を聞いた。
手軽かつお得に遊びたいならパッケージ版
メーカーに勤務する30代男性・Aさんは、ゲームソフトを購入する際はパッケージ版しか買わないという。「気軽に購入できることが何よりもメリット」だと語る。
「やっぱりプレイしなくなったゲームを売って、次にゲームの資金にできるのは魅力的ですよね。新作でもダウンロード版は定価だし、パッケージ版の方が安い場合がほとんど。自分に合わないゲームや飽きた時のリスクを考えると、新作を買うハードルが低いのはパッケージ版だと思います。
当然、中古市場も充実していますから、フリマアプリでソフトを買って、フリマアプリで売ることもできます。僕は初期型のPlayStation 3であれば、PlayStation 1・2のタイトルも中古ソフトを購入すれば楽しめるのも大きな魅力ですね。新しいゲームから古いゲームまで、気軽にお得にゲームを楽しむならパッケージ版だと思います」(Aさん)
コストパフォーマンスだけでなく、パッケージ版にこだわる理由はほかにもある。
「予約しておいた新作ゲームを、お店に取りに行く時の心躍る気持ちを大切にしたいんです。何歳になってもワクワクするものです。パッケージを開ける“開封の儀”も楽しいです。パッケージ版は、棚に並べられるのもいいし、特典としてフィギュアや設定資料集も特典がつくこともあるので、所有欲を満たしたい人にはおすすめです」(Aさん)