3月末が決算の銘柄の場合、3月31日の権利確定日の2~3営業日前の権利付最終日までに株を購入すれば配当金や株主優待の権利を得られる。実際に受け取れるのは2~3か月後になることが一般的だ。
柘植氏が指摘するように長期保有を前提にするなら、やはり高配当の銘柄が狙い目になるという。
「初心者は、信頼感のある銘柄から始めるといいでしょう。ある程度知名度があるか、自分が知っている会社の株。そのうえで配当や優待をチェックする。たとえば『KDDI』は配当と優待を合わせた年間利回りが直近で6.71%と非常に高い。家電量販店『エディオン』も利回りの合計が5.63%と高いです」(柘植氏)
まずは3月末までに買った銘柄で6月頃の配当や優待を受け取って、株式投資を体験してみるのもよさそうだ。
※週刊ポスト2023年3月24日号