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家計

フードデリバリーで「チップ」どうしてる? 渡す派・渡さない派、それぞれの考え方

「配達時のやり取りや、配達後のメッセージが丁寧だったりすると、チップをつけたくなります」という人も。いまチップは配達後にスマホ決済で渡すこともできる(イメージ)

「配達時のやり取りや、配達後のメッセージが丁寧だったりすると、チップをつけたくなります」という人も。いまチップは配達後にスマホ決済で渡すこともできる(イメージ)

決済システムにチップが備わっているサービスも

 一方で、「積極的にチップを払いたい」という人もいる。メーカーに勤める30代女性・Bさんは、注文時配達時、態度が良かった人には毎回チップを払うという。

「配達員さんが予定時間より早く到着したり、配達時のやり取りや、配達後のメッセージが丁寧だったりすると、チップをつけたくなります。オートロックのカメラでも帽子をとってしっかりお辞儀をしてくれたり、挨拶がハキハキして元気がある配達員さんが好きですね。チップの金額は注文額の5~10%くらいです」(Bさん)

 Bさんいわく、手軽に決済できるのも大きいという。

「私が利用しているフードデリバリーは、クレジットカード決済メニューに“チップを上乗せして払える”、“後から払える”というシステムが備わっているので、チップを払いやすい。選択画面で、チップを払うかどうか聞かれたら、思わず『ありがたい』という気持ちで追加してしまいます」(Bさん)

「天候や時期によって」チップを渡すという人も

 不動産会社に勤める30代男性・Cさんは、時と場合によってはチップを渡すことがある。

「普段は気にしないのですが、深夜や、天候が悪い時は感謝の気持ちで払います。ご飯を作りたくなく、外食する気にもならないという日に、食べたいものを届けてもらえるのは、そんなときでも配達してくれる人がいるからこそ。

 チップは現金だと生々しいので、クレジットカード決済ですね。一度、後から払いたいと思っても、当初の決済方法によっては追加で支払えなかったことがあるので、そこは気をつけています」(Cさん)

 もちろん、チップを渡すか否かは客の自由。フードデリバリーサービスが浸透し始めたことで、初めてチップを渡すようになったという人もいるだろう。はたしてこの慣習は、日本にも根付いていくのかどうか──。(了)

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