西暦から元号を割り出す
「2023年は令和何年?」と聞かれるとまごつくことがある。令和ならまだしも、「1965年は昭和何年?」などと聞かれたらもっと困ってしまう。
でも、それをカンタンに割り出す方法がある。下記の〈やり方〉のように、西暦にある数を足すか引くかした後の下2ケタが元号の数字となるのだ。
●西暦・元号の換算方法
【令和の場合】「西暦-018(れいわ)」の下2ケタ
例)
2023-018=2005→令和05年
2035-018=2017→令和17年
【平成の場合】「西暦+12」 の下2ケタ
例)
2010+12=2022→平成22年
2023+12=2035→平成35年
【昭和の場合】「西暦-25」の下2ケタ
例)
1965-25=1940→昭和40年
2023-25=1998→昭和98年
平成時代に運転免許証を取得した人は、たとえば「平成35年更新」などと記されていたりするが、この計算法を知っていれば、「平成35年は西暦でいうと2023年だから、令和に換算すると令和5年か」と計算することができる。
【プロフィール】
横山明日希/数学の楽しさを伝える「数学のお兄さん」。早稲田大学大学院数学応用数理専攻修了。math channel代表。日々、数字や数学にまつわるネタを動画やSNSで配信。著書に『文系もハマる数学』(青春出版社)などがある。
取材・文/廉屋友美乃 イラスト/田中斉
※女性セブン2023年3月30日・4月6日号