一方で手放す際には、一括ではなく年に数%ずつ切り売りするのが望ましいという。
「オルカンの平均年利を5%程度と想定しておけば、保有資産を年に4~5%ずつ手放しても理論上は資産が尽きることがない。そうやって資産をできる限り長持ちさせることが、老後の安心につながるでしょう」
ヘッジファンドの推奨株よりも、S&P500に連動する投資信託のほうが、10年後のリターンが多い──バフェット氏にはそれを実証したことがあるという逸話もある。
長期にわたって安定した投資信託を保有することで、「10倍増」への道が見えてくる。
※週刊ポスト2023年3月31日号