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導入初日から大盛り上がりの『スマスロ北斗の拳』はパチスロ界の救世主となり得るのか

ホール側も『スマスロ北斗の拳』のポスターを大きく掲出するなど、力の入れようが見て取れる

ホール側も『スマスロ北斗の拳』のポスターを大きく掲出するなど、力の入れようが見て取れる

 2003年に発売され、大ヒットを記録したパチスロ機『パチスロ北斗の拳』を再現したゲーム性で注目を集める『スマスロ北斗の拳』が、4月3日にホールに導入された。累計販売台数約62万台を誇るパチスロ史上最大のヒット機“初代北斗”が、スマスロになって帰ってきたということで、全国のホールは大いに盛り上がっている。

『スマスロ北斗の拳』を発売するサミーは、3月28日に同機の発売を記念した「出荷式」を行うなど、これまでにない気合いの入れようだ。さらに導入初日の朝から、お笑いコンビ・かまいたちが出演するスマスロ北斗の拳のテレビCMが大量にオンエアーされるなど、広告宣伝にも力が入っている。

 パチスロ事情に詳しいジャーナリストの藤井夏樹氏が、『スマスロ北斗の拳』のデビュー日のホールの様子について、こう話す。

「新台の導入タイミングは地域によって多少のタイムラグがありますが、今回は4月3日の開店から『スマスロ北斗の拳』が稼働している都内のホールをいくつか見て回りました。夕方までに複数のホールを巡回しましたが、どのホールでも空き台はゼロ。空き台を待っているギャラリーも数人いるような状態でした。ここ数年のパチスロ新台導入初日としては、間違いなくいちばん盛り上がっていると思います」(以下同)

 SNSでも多くのパチスロファンが『スマスロ北斗の拳』に言及している。〈初代打ってたから触ってみたい〉〈やめていたがこれだけ打ちに行こうかな〉など、“初代北斗”のファンだったユーザーや最近パチスロを打っていなかったというユーザーも、スマスロ北斗の拳に興味を示している様子がうかがえる。

「2022年1月以降は、出玉規制が厳しくなった6号機と呼ばれるパチスロ機しかホールに設置できなくなり、その結果パチスロ人口が減っています。2022年6月からは出玉規制が緩和された6.5号機が登場し、そして同11月にはさらに出玉規制が緩和された、メダルを使用しない『スマートパチスロ』(スマスロ)が登場しています。つまりパチスロ機における規制緩和が進む中で、『スマスロ北斗の拳』という注目度の高い機種が出てきたということです。

 また、スマスロにおいては、同一有利区間内での最大獲得枚数は差枚で2400枚という規制があるのですが、スマスロ北斗の拳のゲーム性では、一撃で2400枚以上を獲得することも可能で、その点においても初代北斗を継承しています。そういう意味でも、初代北斗のファンを呼び込みやすいと言えるでしょう」

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