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「16+21+17+24」は? スマホや電卓に頼らず「暗算」できるようになるコツ

5個や6個の数の足し算を暗算で解くコツとは?(イメージ)

5個や6個の数の足し算を暗算で解くコツとは?(イメージ)

「数学は苦手」「いつも計算間違いばかりしている」──そんな人でも、今は便利なツールが溢れている。たとえば、単純な加減乗除や%計算は、電卓やスマホの電卓アプリで簡単にできる。「でも、その場で簡単に『暗算』できる方法があります」というのは、新刊『AI時代に差がつく 仕事に役立つ数学』の著者・鈴木伸介氏。医学部受験数学講師でありながら、中小企業診断士でもある鈴木氏が、「暗算」のヒントを明かす。(鈴木伸介著『AI時代に差がつく 仕事に役立つ数学』より抜粋・再構成)

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 計算をする時はほとんどの人が電卓やスマホを使っていることでしょう。とはいえ、その場でパッと暗算できれば、すごく楽ですよね。ここでは、5個や6個ぐらいの1ケタの数を暗算で足す時の簡単なコツをお伝えします。

 たとえば、「7+4+8+3+1+9」を暗算してみましょう。この計算をするのに、前から順番に足していく人も多いと思います。ただそれだと単純に5回も暗算を実行することになり、また10の位への繰り上がりも出てくるので、どこかで間違うリスクが出てきます。

 このような足し算を暗算する時のコツは、「足して10になる数を探していく」ことです。

 足し算は、足す順番を変えても計算結果が変わらないという性質があります(数学ではこれを「交換法則」といいます)。この性質を利用して、足して10になる数から探していくわけです。

 すると、「7+3」と「1+9」が見つかるでしょう。これらは足して10なので、これで10が2つ、すなわち20が作れました。

 あと残ったのは4と8です。これは10は作れないので、普通に足しましょう。12ですね。すると20と12が作れたので、足して32が答えとなります。

 どうでしょう。最初から律儀に足していくより、このほうがよほどミスなく、また速く暗算できるのを実感してもらえると思います。

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