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「なぜ1本だけ?」おしゃれだけじゃない男性ネイルの意味 実用性や社会的メッセージも

ATEEZのリーダー・ホンジュンも1本の指にだけネイルしている(Getty Images)

ATEEZのリーダー・ホンジュンも1本の指にだけネイルしている(Getty Images)

ATEEZのホンジュンはデビュー前から

 男性のネイルとしては、一つの爪にだけ色を取り入れる「ポリッシュド・マン」というムーブメントもある。こちらは社会的メッセージが込められている。女性ライター・Bさん(30代)は、こう話す。

「『ポリッシュド・マン(Polished Man)』とは、児童虐待防止を訴えるキャンペーンで、オーストラリアの国際非営利団体YGAPが企画したもの。『なぜその1本だけ?』と注意を惹きつけ、会話が始まることで、世界中で子どもたちが身体的、精神的な暴力で苦しんでいるという事実を皆に知ってもらおうという運動です。

 この運動は世界中の著名人たちの間でも広がりつつあり、たとえばK-POPボーイズグループのATEEZ(エイティーズ)のリーダー・ホンジュンも、1本の指だけにネイルを施していることで有名です。ホンジュンは、デビュー前からこの取り組みを行なっており、ファンを通じてキャンペーンの知名度が広がりました。このように影響力を持つ人物によって『おしゃれ以上の意味』をもったネイルも浸透しつつあります。

 実際、ネイルに興味はあるけれど、10本すべての爪に色を塗ることに抵抗があるという男性のなかには、キャンペーンへの賛同の意味も込めて、1本だけネイルに挑戦する人もいるようです」(Bさん)

 メンズ美容の市場が拡大している今、男性のなかでも爪のおしゃれを取り入れる人が徐々に増えている。ファッション性だけでなく、実用性や社会的メッセージなど、さまざまな効果が周知されるようになると、さらにメンズネイルも広がりをみせるかもしれない。(了)

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