新幹線「こだま号」の停車駅というのもキーポイントだ。
「こだまはのぞみに比べ特急料金が安いうえ、座席も比較的空いていることが多い。東京からなら40~50分なので日帰りも可能です。沿線では、今年の大河ドラマ『どうする家康』の舞台・浜松もおすすめ。また、静岡では茶畑で茶摘み体験できるスポットがあるほか、富士山を望める三保松原や日本平などの絶景スポットにも近い。清水まで足を延ばして、魚市場食堂でおいしいまぐろを堪能するのもいいですね」
島根県も狙い目。
「東部の出雲や松江は有名な観光地が多く混みそうですが、西部の石見地方は穴場。日本海の美しい海岸線が広がり、夕日の絶景スポットにも事欠きません。国立公園に指定されている三瓶山には先日、藤井聡太さんと羽生善治さんの王将戦が行われた旅館もあります。石見神楽が定期的に上演されている施設もあるので、夜神楽鑑賞もおすすめです」
橋賀さんがすすめるのは、和歌山県だ。
「旅行客は少ないですが和歌山城や高野山、熊野古道など実は観光資源が豊富なんです。市内のビジネスホテルはGWでも比較的安い。高野山には観光客が気軽に泊まれる宿坊もたくさんあります」
少しでも安くすませるには穴場を狙う以外の方法も。
「GWなどピーク時には宿泊代がグッと高くなりますが、全国に35か所ある『休暇村』など公共の宿なら上昇幅が1000円程度ですむこともあるので割安です。ホテルや旅館も、直前に空き部屋が出ると価格を下げるところがあるので、チェックしてみてください」(橋賀さん)