少なくとも、銀行口座、保険、クレジットカード、ローンや借金についての情報は親から聞いておくのがおすすめ。最近はインターネット銀行など通帳のない銀行も多く、親に聞かないと、その存在すらわからないケースもある。
・預貯金口座
銀行の預金口座は当然ながら、株や投資信託なども持っているなら、それらの情報も聞いておこう。借金も相続されるので、この項目は必ず押さえたい。
・保険情報
生命保険や医療保険、損害保険(火災保険や自動車保険など)についてすべて聞いておこう。ほとんどの保険会社で法定相続情報一覧図が使える。
・クレジットカード情報
クレジットカードは解約と退会の手続きに法定相続情報一覧図が使える。未払い残高も相続の対象となるので、必ず確認しておきたい。可能なら電子マネーの情報も聞いておこう。
・ローンと借金
借金(負債)も相続人に引き継がれるため、把握しておきたい。保証債務(連帯保証人など)や貸付金もあればリスト化すること。
上記を参考にまとめておこう。
【プロフィール】
黒田尚子さん/ファイナンシャルプランナー。1級FP技能士。CNJ認定乳がん体験者コーディネーター。主な監修本に『おひとりさまのはじめてのエンディングノート』(主婦の友社)など。
取材・文/前川亜紀
※女性セブン2023年5月11・18日号