投資対象でおすすめは、世界の幅広い株式を対象とした低コストのインデックスファンドです。例えば「MSCI ACWI(オール・カントリー・ワールド・インデックス)」や「FTSE Global All Cap Index」などのインデックスに連動するように運用されるインデックスファンドであれば、たった1本の投資信託で、世界の約2900社や約9500社といった非常に多くの株式に投資するのと同じ効果が期待できます。
2023年につみたてNISAを利用して投資しても、2024年からの新しいNISAで使えるようになる非課税投資枠(1800万円)は誰もが平等に使えます。来年まで待つことなく、今年からつみたてNISAで始めて、慣れていくのがおすすめです。
2024年から開始、新しいNISAの注目ポイント
そして、2024年からは新しいNISAが始まり、現在のつみたてNISAを引き継ぐ形のつみたて投資枠、現在の一般NISAを引き継ぐ形の成長投資枠という2つの枠を同時に利用できるようになります。
1年あたりに投資できる金額は最大360万円(つみたて投資枠120万円+成長投資枠240万円)です。新しいNISAでは累計で最大1800万円まで投資できるので、最大限活用し1年あたり360万円投資したら5年間で、毎月3万円の積立投資なら50年間で、その枠を使い切る形になります。
新しいNISAで投資できる商品は、つみたて投資枠ではつみたてNISAの対象商品と同様で、一定の条件を満たした投資信託、成長投資枠では現在の一般NISAと基本的には同様で、上場株式、投資信託・ETF(上場投資信託)、REIT(不動産投資信託)となっています。ただし、成長投資枠については、上場株式のうち整理・監理銘柄や、信託期間が短かったり、高レバレッジ型だったりと資産形成に適切ではないとされる一部の商品は除外されます。