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長期的な資産形成手段として大注目の「新NISA」をFPが解説 今年なら「つみたてNISA」もまだ間に合う

毎月2万円を30年間積み立てるとどうなる?

 ここで新しいNISAを利用して、毎月2万円を世界の幅広い株式を対象としたインデックスファンドに30年間積立投資した場合に、どのくらいのお金になりそうか、具体的な金額を確認してみましょう。

 インデックスファンドは投資信託ですから日々価格変動しますが、ここでは30年間の利回りが、3%、5%、7%と3つのパターンで、利回りが確定しているものとして計算してみます。

30年間積立をした場合の運用金額

30年間積立をした場合の運用金額

 投資元本は2万円×12ヶ月×30年で720万円となります。利回りが3%だと約1160万円に、5%だと約1637万円に、7%だと約2352万円となります。投資元本とこの金額の差額が利益で、本来であれば約20%の税金がかかるのですが、新しいNISAであれば非課税です。

 長期的な資産形成手段として、来年からは新しいNISAが大きな注目を集めるのは間違いないでしょう。2024年からスムーズに始めるためにも、今年はつみたてNISAを利用して、資産形成を始めてみてはいかがでしょうか。

【プロフィール】
横田健一(よこた・けんいち)/ファイナンシャルプランナー、株式会社ウェルスペント代表取締役。1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP認定者。大手証券会社を経て、2018年1月に独立。「フツーの人にフツーの資産形成を!」というコンセプトで情報サイト「資産形成ハンドブック」YouTubeで情報発信しながら、家計相談やライフプラン・シミュレーションを行い、個人の資産形成をサポートしている。

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