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“同窓会詐欺”は年を重ねるほどにリスクが増す 「案内が全員に届いていない」「幹事が変わった」などに注意

同窓会をかたった詐欺に要注意(写真:イメージマート)

同窓会をかたった詐欺に要注意(写真:イメージマート)

「今度、中学校の同窓会をやるための名簿を作っているから、いまの住所と連絡先を教えてくれませんか?」──もし、あなたのもとにこんな電話やメールが届いたら、高鳴る胸を抑え、冷静に判断してほしい。

 同窓会をかたった詐欺がいま、大きな問題になっている。実際、NHKのニュースでも「同窓会のはがきが届いていないか?」という電話をきっかけにしたオレオレ詐欺が起きたことが報じられた。

 同窓会詐欺の特徴は、年を重ねるほどにリスクが増すことだ。

「特に40代以上の人たちは、卒業時のアルバムに住所や電話番号が載っていることが多い。その情報が『闇名簿』として詐欺グループの手に渡ってしまっている可能性もあるのです」(全国紙記者)

 久しぶりに届いた旧友からの連絡が犯罪の入り口につながる可能性は、残念ながらいまや少なくないということ。同窓会幹事代行サービス「笑屋」代表の真田幸次さんは見極めるべきチェックポイントをこう話す。

「ひとつは幹事の名前をしっかり確認すること。それまでずっと同窓会に来ていなかったような人の名前だった場合、かなり怪しいです。30代から50代までずっと同じ人が幹事だったのに急にいつもと違う幹事になっている時点で気をつけた方がいい。詐欺でなかったとしても、宗教やネットワークビジネスの勧誘など何らかの邪な目的のある同窓会だった、というケースもある。

 また、案内が全員にまんべんなく届いていない場合も気をつけるべし。怪しいと思ったら、つながりのある友人に、同じように同窓会の案内が来ているかどうかを確認してみることを推奨します」

 旧友と交流を深めたいという人の思いにつけこんだ詐欺に巻き込まれないよう注意したい。

※女性セブン2023年5月25日号

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