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【ドル円週間見通し】下げ渋りか 米金融不安をめぐる動向には注意

・5月15日-19日週に発表される主要経済指標の見通しについては、以下の通り。

○(中) 4月小売売上高 16日(火)午前11時発表予定
・予想は、前年比+22.0%
 参考となる3月実績は前年比+10.6%の高い伸びを記録。個人消費は回復しつつある。4月についても前年との比較で経済活動は一段と拡大しているとみられており、かなり高い伸びとなる可能性がある。

○(米)4月小売売上高 16日(火)午後9時30分発表予定
・予想は、前月比+0.7%
 参考となる3月実績は前月比-0.6%と2か月連続の減少。総合小売りやガソリンスタンドの売上減少が影響したようだ。4月については金利上昇の影響が強まるものの、複数の部門で売上増加が予想されており、前月比プラスとなる見込み。

○(日)1-3月期国内総生産(GDP)速報値 17日(水)午前8時50分発表予定
・予想は、前期比年率+0.8%
 海外経済の減速によって輸出はさえない状態が続いており、企業の設備投資は特に拡大していないが、個人消費は回復しつつある。また、政府の観光需要喚起策は対人サービス部門を支援していることから、1-3月期の経済成長率はプラスを維持する見込み。

○(日)4月全国消費者物価コア指数 19日(金)午前8時30分発表予定
・予想は、前年比+3.4%
 参考となる3月実績は前年比+3.1%。食料の伸びが高まっていることや家事用消耗品の伸びが加速したことが要因。4月については価格転嫁の動きが続いていることから、インフレ率は3月実績を上回る可能性がある。

○その他の主な経済指標の発表予定
・15日(月):(欧)ユーロ圏3月鉱工業生産、(米)5月NY連銀製造業景気指数
・16日(火):(中)4月鉱工業生産、(欧)1-3月期ユーロ圏域内総生産改定値、(米)4月鉱工業生産
・17日(水):(米)4月住宅着工件数
・18日(木):(日)4月貿易収支、(米)4月中古住宅販売件数

【予想レンジ】
・133円00銭-136円00銭

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