2つ目は「会社勤めの時と気持ちを切り替える」ことだ。
「定年後は会社の一員としてではなく、自分で自分の目標やスケジュールを決め、その達成に向けて進んでいく必要があります。社内での評価ではなく、副業市場での自分の価値を高めるために頭を切り替え、『自律したビジネスパーソン』になることが求められます」(藤木氏)
3つ目は「複数の選択肢を持つ」ことだ。
「ひとつの仕事がうまくいかなくてもいつでも方向転換できるよう、『複業』が望ましい。セカンドキャリアではひとつの仕事にすべてを懸ける必要はなく、並行して取り組んでいいし、合わないものはどんどん辞めましょう。どれかがダメになっても複数の仕事があれば収入減を抑えられます」(藤木氏)
※週刊ポスト2023年6月2日号