据え置き機やPC、スマホなど向けに、さまざまなジャンルのゲームがリリースされている。大作ともなれば、美麗なグラフィックや壮大なストーリーを味わいつつ、戦闘・育成などにも時間をかけて楽しむことができる。そうしたゲームがある一方で、手軽に楽しめる昔ながらのシンプルなゲームに夢中になる人たちもいるようだ。
先日、シンガー・ソングライターの米津玄師が、表示された数字を参考に地雷を避けてマスを開けるゲーム「マインスイーパ」の画面をツイートすると、大きな話題を呼んだ。アンケート機能でユーザーたちに攻略のヒントを求めるほど、ハマっていたようだ。
こうした古くからある“単純なゲーム”に今ハマってしまう理由はなんなのか? 実際にプレイしている人たちに、その魅力を聞いた。
米津玄師の投稿からマインスイーパにハマる
金融機関に勤める20代女性・Aさんは、「マインスイーパ」の存在を知らなかった。そのため、米津玄師の投稿は「不思議なアート」に映ったという。
「『何この暗号?』というのが第一印象でした。何らかを解読するメッセージなんじゃないか、とか……。でも、リプライを見たらゲームだったんですね」
Aさんが「マインスイーパ」を知らなくても無理はない。もともと「マインスイーパ」は、WindowsのPCに“最初から入っている”ゲームだったが、Windows 8以降は標準インストールされていない。Windows 8は2012年リリースだから、もう10年以上前のことだ。
米津の投稿をきっかけに、「マインスイーパ」に興味を持ったAさん。自分でも驚くくらいハマってしまったそうだ。
「スマホアプリを入れてみたら、ヤバイくらいハマって、徹夜も何回かしました。寝る前にちょっとだけのつもりが、3時間経っていたことも……。インスタ、ツイッター、マインスイーパという感じで、ついつい触ってしまっています。操作は簡単だし、ルールもわかりやすいし、シンプルだけど奥深いのが魅力ですね」(Aさん)