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【ドル円週間見通し】今週は米雇用統計 今後の米金融政策の参考材料となるか

・5月29日-6月2日週に発表される主要経済指標の見通しについては、以下の通り。

○(米) 5月CB消費者信頼感指数 5月30日(火)午後11時発表予定
・予想は、99.5
 参考となる4月実績は101.3で2022年7月以来の低水準。現況指数は上昇、期待指数は低下。5月については4月時点の期待指数が低下していること、雇用情勢は特に変わっていないこと、債務上限問題に対する懸念が消えていないことから、4月実績を下回る可能性がある。

○(日) 4月鉱工業生産速報 5月31日(水)午前8時50分発表予定
・3月実績は前月比+1.1%
 参考となる3月実績は+1.1%。12業種が低下、6業種は上昇。2か月連続で上昇したが、「鉱工業生産活動は、一進一退で推移している」と判断されている。4月については3月時点の出荷指数は上昇し、在庫指数は低下していることから、前月比プラスとなる可能性がある。

○(欧)5月ユーロ圏消費者物価コア指数 6月1日(木)午後6時発表予定
・予想は、前年比+5.5%
 参考となる4月実績は+5.6%。エネルギー価格が落ち着きを見せており、インフレ率は低下しつつある。ただし、サービス価格の高止まりが続いているため、全体のインフレ率は4月実績と差のない水準となりそうだ。

○(米)5月雇用統計 6月2日(金)午後9時30分発表予定
・予想は、非農業部門雇用者数は前月比+17.5万人、失業率は3.5%
 4月の非農業部門雇用者数は市場予想を上回ったものの、過去2ヵ月分は-14.9万人と下方修正されており、実質的には8万人程度の減少。ただ、娯楽・宿泊業、専門・ビジネスサービスの雇用増が続いており、5月については15万人超の雇用増となる見込み。失業率は下げ止まりが予想されており、0.1ポイント程度の上昇が予想される。

○その他の主な経済指標の発表予定
・5月30日(火):(日)4月失業率
・5月31日(水):(米)5月シカゴPMI
・6月1日(木):(欧)4月ユーロ圏失業率、(米)5月ADP雇用統計、(米)5月ISM製造業景況指数

【予想レンジ】
・138円00銭-142円00銭

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