投資

老後資金づくりに活用したい「iDeCo」 3つの節税メリット以外にある“もう1つのメリット”

iDeCo「3つの節税メリット」

iDeCo「3つの節税メリット」

 iDeCoはつみたてNISAと同様、金融機関を選んで口座を開設したら運用商品を選んで、長期で積み立てていく。運用商品には大きく分けて、保険や定期預金などの「元本確保型」と、投資信託の「価格変動型」の2種類があるが、まず注目したいのは「価格変動型」だ。

「元本確保型は運用益が少なく、せっかくの非課税メリットを生かしきれません。長期で増やして、運用益非課税のメリットを最大限享受するには、価格変動型の投資信託を選ぶべきです。

 そして、受け取るタイミングが近づいてきたときに運用益がプラスになっているなら、元本確保型にスイッチングして、利益を確定するのが確実なやり方です」

 受け取るときは、一時金(一括)と年金(分割)のいずれかを選ぶか、両者の併用もできる。年金として受け取る際は440円の手数料がかかり、運用中は年間2000円の口座管理手数料がかかるため、一時金で受け取る方が手軽だ。

iDeCoと公的年金の賢い組み合わせ

 そうしてiDeCoで老後資金をつくっておきつつ、公的年金との賢い組み合わせを模索したい。

「とにかく女性は、公的年金はできるだけ繰り下げておく。受け取るまでの間は、働いていれば自分の給与や夫の年金、貯蓄でやりくりができます。iDeCoも、できる限り長期で加入して、税制優遇の期間を増やすこと。もし、公的年金の受給が始まる前にお金が必要になったら、iDeCoを一時金で受け取るのがいい。公的年金を最後に残しておけば、不安を減らすことにつながるでしょう」

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