投資

【ドル円週間見通し】下げ渋りか 金利高止まりの思惑も

・6月5日-9日週に発表される主要経済指標の見通しについては、以下の通り。

○(米) 5月ISM非製造業景況指数 5日(月)午後11時発表予定
・予想は、52.5
 参考となる4月実績は51.9。仕入れ価格指数は低水準を維持しており、景況指数を圧迫した。サービス需要はやや軟化しつつある。5月については、4月時点で新規受注は高い伸びを記録したこと、娯楽・レクリエーション、宿泊などがまずまず好調であることから、4月実績を若干上回る可能性がある。

○(米) 4月貿易収支 7日(水)午後9時30分発表予定
・予想は-751億ドル
 参考となる3月実績は-642億ドル。サービスの輸出増加で赤字幅は縮小した。4月については、サービス輸出は引き続き順調とみられるが、資本財と消費財の輸入増加が予想されており、貿易赤字幅は3月を上回る可能性が高い。

○(日)1-3月期国内総生産(GDP)改定値 8日(木)午前8時50分発表予定
・予想は、前年比+1.9%
 参考となる速報値は+1.6%で改定値は上方修正される見込み、製造業は減益となったが、非製造業は、経済活動の正常化の進展などから増収増益。全体の設備投資(ソフトウェア除く)は市場予想を上回っており、増加した。これらの要因から改定値は0.3ポイント程度の上方修正が予想される。

○(中)5月消費者物価指数 6月9日(金)午前9時30分発表予定
・予想は、前年比+0.2%
 参考となる4月実績は前年比+0.1%で物価上昇率は約2年ぶりの低水準だった。生産者物価指数の下落が影響している。5月については消費拡大が期待できないことから、インフレ率は4月並みの低い水準にとどまる見込み。

○その他の主な経済指標の発表予定
・5日(月):(欧)4月生産者物価指数
・6日(火):(豪)豪準備銀行政策金利発表、(欧)4月ユーロ圏小売売上高
・7日(水):(中)5月貿易収支、(加)カナダ中銀政策金利発表
・8日(木):(日)4月経常収支、(欧)1-3月期ユーロ圏域内総生産確定値

【予想レンジ】
・137円50銭-140円50銭

注目TOPIC

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。