Bさん夫婦は、ともに関東地方出身。家でたこ焼きを作る機会はそれまでまったくなかった。
「ネットのレシピを見ながら作ってみたんですが、なかなか上手くできないんです。生地の材料の配分なのか、ひっくり返すタイミングなのか、失敗が続いてしまいました。表面が焦げ焦げになっているのに、中身には全然火が通っていないこともあって、子供がお腹の調子を少し崩したことも。
後片付けも面倒だし、食事としては、そんなにお腹がいっぱいになるわけでもない。3回くらいトライして、それ以降はまったく作っていません。関西出身の人は、一家に一台たこ焼き器があるといいますが、私達夫婦にはちょっとハードルが高すぎました。
ただし、そのたこ焼き器は、ホットプレートとしても使えるものだったので、そちらはたまに使っています。たこ焼き用の鉄板はキッチンの棚の奥の方に眠ったままですが……」(Bさん)
「かき氷機」で作ったかき氷の物足りなさ
夏場に食べたいかき氷。最近ではかき氷機も進化しており、ふわふわ食感のかき氷を作れるものもある。しかし、そんなかき氷機も“買ったはいいけど、使わなくなる”グッズになってしまうケースがある。都内の会社員・Cさん(20代女性)が明かす。
「3年くらい前の夏に、自分の中で急激に“かき氷ブーム”がきたんです。カフェやレストランなどでも、かき氷があれば必ず注文していましたし、食べ歩きもよくしていました。それで、家でも食べたいなと思って、ふわふわな食感が楽しめるというかき氷機を買ったんです」(Cさん)
しかし、家で食べるかき氷は、なんだか物足りなかったという。