20代に2年間アルバイトをしていた会社に企業年金があったため、「企業年金連合会」にメールを送り、調べてもらったところ、年間約3万円の企業年金が支払われることがわかった。そこで住所変更の手続きをして、年金の引き継ぎ書を送付してもらった。記者が支給開始年齢から30年間生きたとすれば、90万円もらえることになる。
「これから年金をもらう人も、自分が企業年金をもらえる対象かどうかを事前にチェックしておいた方がいいですね。もしもらえることがわかったら、住所変更の手続きなども忘れずに行っておきましょう」
微々たる額だとしても人生100年、塵も積もれば山となる。
【プロフィール】
経済ジャーナリスト・荻原博子さん/大学卒業後、経済事務所でビジネス記事を担当し、1982年に独立しフリーに。1988年には女性のためのマネー・ビジネス記事の連載を始めるなど、難しい経済と複雑なお金の仕組みをわかりやすく解説し、多方面で活躍中。
取材・文/苗代みほ イラスト/オオノマサフミ
※女性セブン2023年6月22日号