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日経平均3万円超えの局面で、お金のプロたちはどう動いた?「自腹で買った銘柄」を聞いてみた

お金のプロが「日経平均上昇」局面で買った金融商品

お金のプロが「日経平均上昇」局面で買った金融商品

 今年4月に“投資の神様”ことウォーレン・バフェット氏が、日本の5大商社株を買い増したことが話題となった。

 投資系YouTuberのぽんちよ氏は、その波に乗って、伊藤忠商事を購入したという。

「昨年は資源分野に強みを持つ商社の業績が好調でしたが、今のように資源高が落ち着いてくると利益をあげにくくなる。一方で伊藤忠は非資源分野の収益の割合が多いので、ほかの商社よりも株価の伸びが見込めると考えました。1~2か月前に購入しましたが、実際に株価は好調です。『バフェット購入銘柄』『非資源』『世界に展開していて円安の恩恵を受ける』の3つが今買うべき銘柄のキーポイントだと考えています」

 一方で、マネーコンサルタントの頼藤太希氏は「相場全体のムードに左右されない買い方も重要」だと語る。

「四季報に掲載されている過去3~5年の売上高と営業利益、将来2年分の業績予想が右肩上がりである銘柄を選ぶようにしています。加えて、その企業が属する業界が10~20年後も拡大する余地があるかどうかまで考えている。その視点から今年の3月中旬に豊田通商、4月末に信越化学工業とバンダイナムコホールディングスを購入し、株価はいずれもプラスになっています」

海外にも目を向けたい

 個別株ではなく投資信託を購入した識者も多かった。

 ファイナンシャルプランナーの深野康彦氏は、日経平均が3万円を突破した5月以降に、野村インデックスファンド・日経225などを買い増したという。

「同投信は日経平均の値動きに連動するように運用されますが、日経平均が3万円台に乗った時点でこれから史上最高値を更新していくと読み、リターンを期待できると考えました。野村の商品にしたのは私が利用している証券会社のなかでもっとも手数料が安かったことが決め手です。

 そのほかにも、NYダウに連動するiFree NYダウ・インデックスなどの投信も長期的には日経平均より上昇幅が大きくなると考え、購入しました。インデックス型投信は、代表的な株価指数と連動する投資成果を目指して運用されるので、元本割れリスクが小さいのが魅力です」

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