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【ドル円週間見通し】伸び悩み? 1ドル=141円台は意識されやすいか

・6月19日-23日週に発表される主要経済指標の見通しについては、以下の通り。

○(米) 5月中古住宅販売件数 22日(木)午後11時発表予定
・予想は、425万戸
 参考となる4月実績は428万戸で減少。住宅価格の上昇や金利上昇の影響が出ているようだ。5月については住宅ローン金利と住宅価格の高止まりの影響が続くとみられており、在庫は増えていないことから、4月実績を下回る可能性がある。

○(日) 4月全国消費者物価コア指数 23日(金)午前8時30分発表予定
・予想は、前年比+3.1%
 3月は政府の価格抑制策の影響でエネルギー価格が下押し要因となる一方、一部食料や宿泊料は上昇。4月以降もこの状況は特に変わらず、加工食品の値上がりも報告されている。ただし、前年比ベースの物価上昇率は当面鈍化する見込み。

○(欧)S&Pグローバル6月ユーロ圏製造業PMI 23日(金)午後5時発表予定
・5月実績は44.8
 参考となる5月実績は44.8。ユーロ圏のインフレ率は緩和しつつあるが、新規受注はやや伸び悩んでいる。この状況は6月も特に変わっていないため、節目となる50を大幅に下回る見込み。

○(米) 6月S&Pサービス業PMI 23日(金)午後10時45分発表予定
・5月実績は54.9
 参考となる5月実績は1年1カ月ぶりの高水準。金利上昇の影響は多少あるものの、多くの企業は需要環境について楽観視していることも確認された。6月についてもサービス業の需要はまずまず堅調であることから、5月実績に近い水準となる見込み。

○その他の主な経済指標の発表予定
・20日(火):(米)5月住宅着工件数
・21日(水):(英)5月消費者物価コア指数
・22日(木):スイス中央銀行政策金利発表、英中央銀行政策金利発表
・23日(金):(欧)S&Pグローバル6月ユーロ圏サービス業PMI、(米)S&Pグローバル6月製造業PMI

【予想レンジ】
・138円00銭-143円00銭

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