「有料なのに…」レジ袋の品質低下が甚だしい?
不動産会社に勤務する20代男性・Bさんは、ふだんは紙袋や過去にもらったレジ袋を持参して、それを繰り返し使う。出先で急遽、買い物をする時には、レジ袋を購入するというスタンスだ。
「家に、とにかく大量に紙袋やレジ袋が溜まっているんです。今は、それらを消費している最中ですね。一人暮らしなので、一度に買うものの量も多くないですし、買い物のときは紙袋かレジ袋を持参していきます。僕にとって、それらが“エコバッグ”です。
紙袋やレジ袋は同じものを5回くらい使用。ヨレヨレになったり、汚くなってきたら、ゴミとして処分します。使い切ったという満足感があります」(Bさん)
そんなBさんは、レジ袋の耐久性の低下に不満を漏らす。
「最近のレジ袋って、耐久性がひどいんですよ。少し重いものを入れると、取っ手は伸びるし、最悪ちぎれることもあります。底が破れることもしばしば。昔のレジ袋をいまだに使っているからこそ、新しくレジ袋を買ったときに、その差がわかります。お金を払っているのに、ペラペラで質の悪いものだと思うと腹が立ちます」(Bさん)
環境のためだとわかっていても嫌になった
エコバッグ生活に挫折した人もいる。商社勤務の30代女性・Cさんは、レジ袋有料化後、約2週間でレジ袋生活に出戻りした。
「エコバッグの使い勝手の悪さから、レジ袋に戻りました。洗う手間が増えたし、買い物のたびにエコバッグを出して『全部入るか』とか、サイズを心配するのもストレスでした。環境のためだと理解はしていても、5円とかでそのストレスから逃れられるなら、払ったほうが気楽という感じです」(Cさん)