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【ドル円週間見通し】伸び悩みか 昨年は為替介入もあったが…

今週のドル円注目ポイントは?

今週のドル円注目ポイントは?

 投資情報会社・フィスコが6月26日~6月30日のドル円相場の見通しを解説する。

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 今週のドル円は伸び悩みか。米国のインフレ高止まりで連邦準備制度理事会(FRB)の金融引き締め長期化が期待され、ドルは売りづらい展開となる可能性がある。ただ、日本政府は一段の円安をけん制する可能性があるため、リスク選好的な円売りは抑制され、ドルの上値は重くなりそうだ。パウエルFRB議長は6月21、22日に開かれた公聴会で証言し、足元のインフレ率が物価目標を大きく上回っているため、緩やかながらも引き締め継続の必要性を強調。年内2回の追加利上げを示唆した。

 FRBが政策の判断材料として重視するPCEコア価格指数の5月分は、クリーブランド連銀が算出するCPIナウによると、前年比+4.70%と、上昇率は4月実績と同水準となる見通し。ただし、予想を上回れば利上げ再開を想定したドル買いが強まりそうだ。ただ、金利上昇による景気後退(リセッション)も意識され、欧米株安ならリスク回避の円買いが強まりそうだ。

 一方、ドル円は140円台に定着し、昨年の日本政府による為替介入が警戒される。米バイデン政権は直近の為替報告書で日本を操作国の監視対象から除外。米国は日本の為替介入を容認したわけではないが、円安けん制を強く後押しする材料になりそうだ。

【米・6月消費者信頼感指数】(27日発表予定)
 27日発表の米6月消費者信頼感指数は回復を示すか注目される。今年に入ってほぼ横ばいの状態が続いているが、FRBの引き締め継続で景気への影響が警戒され、低調な内容なら株安・円高要因に。

【米・5月PCEコア価格指数)】(30日発表予定)
 30日発表の米5月PCEコア価格指数は前年比+4.70%と、クリーブランド連銀のCPIナウは算出。予想を上回る堅調な内容なら、引き締めをにらんだドル買いに振れやすい。

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