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マイナンバーカード、普通に暮らしていると使う機会がない?「重宝するのは確定申告の時だけ」の声も

役所に行かなくても証明書が発行できるというが(イメージ)

役所に行かなくても証明書が発行できるというが(イメージ)

ワクチン接種証明書のためにマイナカードを発行

 コンビニでは、マイナカードを使って「新型コロナウイルス感染症予防接種証明書」を発行することも可能だ。スマホ向けの「新型コロナワクチン接種証明書アプリ」で証明書を発行する場合においても、マイナカードが必要となる。東京都に住む会社員のBさん(30代男性)は、証明書を取得するために、マイナカードを取得した。

「コロナが大流行していた頃、一部のコンサートでは、参加するためにはワクチン接種証明書が必要になるかもしれないと噂されていたことがあったんです。私は、とあるアイドルグループを推しているんですが、そのコンサートに行くのにワクチン接種証明書アプリが必須条件になる可能性もありそうだと思って、マイナカードを発行しました。でも、実際に接種証明書が必要なコンサートはなかったので、マイナカードも必要なかったですね。そのアプリ以外で使ったこともないです」

 2022年10月から実施された「全国旅行支援」で助成を受けるには、「ワクチン3回以上接種」、もしくは「PCR検査などの陰性」の証明書が必要となっていた(一部例外あり)。この助成のためにマイナカードを発行したという人もいる。都内に住む会社員のCさん(40代女性)はこう話す。

「全国旅行支援の助成を受けるために、マイナカードを作りました。作るのに時間がかかりましたが、ワクチン接種証明書アプリは結構便利だと思いましたね。でも結局、全国旅行支援のときにしか使っておらず、今後もあまり利用する機会はなさそうだなと思っています」

e-Taxなら完全に自宅で確定申告が完結

 どうやら普通の生活をしている分には、あまりマイナカードを使う機会は訪れなさそうだが、個人事業主などで毎年確定申告をする人にとっては、マイナカードが活躍する場面がある。パソコンやスマホで確定申告をする「e-Tax」を利用するには、マイナカードが必要となるのだ。

 都内の自営業のDさん(40代男性)は、一昨年の確定申告からマイナカードを活用しているという。

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