家計

【新Vポイント誕生で群雄割拠】効率よくポイ活するために知っておきたい5つの「ポイント経済圏」の特徴

ポイ活をするなら「ポイント経済圏」の特徴を知っておこう(写真:イメージマート)

ポイ活をするなら「ポイント経済圏」の特徴を知っておこう(写真:イメージマート)

 物価上昇の負担を楽にするためにやっておきたいのが、さまざまな方法で共通ポイントを貯めて活用する「ポイ活」。激変する近年のトレンドを押さえて、効率よく貯めて使おう。

「物価高の流れは下半期も続く見込みなので、家計の自己防衛のためにも『ポイ活』はやっておくべきです」と語るのは、カード評論家の岩田昭男氏。買い物やサービスの利用時にもらえる共通ポイントの有効活用で、負担を少しでも減らしておきたい。

 近年の主流は、共通ポイントを活用して顧客を囲い込む「ポイント経済圏」。グループ内に金融企業を有し、日常生活以外のサービスも充実させ、顧客を取り込んでいる。楽天グループが先行していたが、ソフトバンクグループのPayPayが猛追中だ。また、来春のTポイントとVポイントの統合で、新たな経済圏参入も注目されている。

「買い物だけでなく保険や電気など、さまざまなサービスにまたがってポイントを獲得・利用することができます。『ポイ活』をするなら、まずはメインの経済圏を1つ決めておきましょう」(岩田氏)

 以下、5つの「ポイント経済圏」の特徴を解説しよう。

【新Vポイント経済圏】2024年春に誕生

 TSUTAYAなどを展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)の「Tポイント」と、三井住友フィナンシャルグループ(SMBC)の「Vポイント」が統合し、新たな「Vポイント」として来春から運用が始まる。新Vポイントの会員数は約1億4600万人(単純合算)となり、集客面でも期待が大きい。

見込まれるサービス
・Tポイント提携先や世界のVISA加盟店で共通ポイントを貯めたり、使ったりできる
・Tポイント提携先で三井住友カードを利用するとダブルで貯まる

T-POINT:共通ポイントの先駆け的存在。ファミリーマートやウエルシアのほか、SBI証券などネットでも貯めたり、使ったりすることができる。

V-POINT:三井住友カードの利用金額に応じてもらえるSMBCの共通ポイント。Vポイントアプリを使えば、買い物にも使える。

・登録者数:Tポイント有効会員数 約1億2600万人、Vポイント会員数 約2000万人(いずれも2023年6月発表の数字)
・使える主なお店:Tポイント ウエルシア、ファミリーマート/Vポイント VISAタッチ決済対応加盟店、iD対応加盟店

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