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【ドル円週間見通し】上げ渋りか 日本の円安けん制も意識

・7月3日-7日週に発表される主要経済指標の見通しについては、以下の通り。

○(日)日銀短観4-6月期調査 3日(月)午前8時50分発表予定
・予想は、大企業製造業DI:+3
 世界経済の減速を受けて化学や生産用機械等の業況感は悪化する一方、価格転嫁の進む食料品や半導体不足による供給制約が緩和に向かっている自動車では業況感の改善が見込まれるため、大企業製造業DIは前回との比較で改善が予想される。

○(欧)ユーロ圏5月小売売上高 6日(木)午後6時発表予定
・4月実績は前月比0.0%
 参考となる4月実績は前月比横ばい。食品と自動車燃料の販売が減ったが、オンライン販売など他の項目で販売が増加した。5月についてはオンライン販売などが増加する可能性があるため、全体的には前月比プラスとなる可能性がある。

○(米)5月貿易収支 6日(木)午後9時30分発表予定
・予想は-696億ドル
 参考となる4月実績は-746億ドルで赤字額は6カ月ぶりの高水準。エネルギー製品の輸出減少などが赤字幅拡大の要因。5月については財の輸出額が増える可能性あるため、エネルギー製品の輸出が4月並みでも赤字幅は縮小する可能性がある。

○(米) 6月雇用統計 7日(金)午後9時30分発表予定
・予想は、非農業部門雇用者数は前月比+21.3万人、失業率は3.6%
 5月時点で雇用市場は順調に拡大しており、6月については専門・ビジネスサービス、小売業、娯楽・宿泊業などのセクターで5月並みの雇用増が期待されており、非農業部門雇用者数は20万人超の増加となる可能性がある。失業率は3.6%と予想されており、5月実績をやや下回る可能性がある。

○その他の主な経済指標の発表予定
・3日(月):(中)6月財新製造業PMI、(米)6月ISM製造業景況指数
・4日(火):(豪)豪準備銀行政策金利発表
・5日(水):(欧)5月ユーロ圏生産者物価指数
・6日(木):(豪)5月貿易収支、(米)6月ADP雇用統計、(米)6月ISM非製造業景況指数

【予想レンジ】
・142円00銭-146円00銭

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