吉田みく「誰にだって言い分があります」

「ママ友からの『いいね』が徐々に減少…」 SNS「映え投稿」再開で直面する人間関係の異変

異変に気付いたきっかけは投稿への「いいね」の数だった(イメージ)

異変に気付いたきっかけは投稿への「いいね」の数だった(イメージ)

 3年余り続いたコロナ禍では、InstagramやFacebookなどSNSへのいわゆる「映え投稿」にも変化があった。一時期は外出自粛を伴う感染対策を意識してか、写真映えする旅先の名所や飲食店メニューなどの写真投稿を控える風潮も見られたようだ。そうしたなか、新型コロナ感染症の「5類移行」をきっかけに、自粛していた「映え投稿」を再開したアカウントもある。ところが、それが人間関係のトラブルの種になることもあるようだ──。フリーライターの吉田みく氏が、コロナ前と変わらないテンションでSNSへの投稿を再開した30代主婦のケースを報告する。

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 千葉県在住のパート主婦・マスミさん(仮名、30歳)は、何気なくSNSに投稿した日常の出来事がママ友グループ内でトラブルの種になってしまったことを話してくれた。

「コロナも落ち着き、日常生活が戻ってきましたように感じます。コロナ禍は外出自粛もあり、どこかへ出かけたことや誰かと会っていることはオープンにしていなかったんです。最近はそのような配慮もいらないかなと思い、コロナ前のように頻繁にSNSを更新するようにしているのですが、それがきっかけでママ友たちとの関係が悪くなったんです……」(マスミさん、以下同)

 5歳と1歳の子供を育児中のマスミさんは、「子育てが大変」などの日常的な書き込みや、家族での休日のおでかけ、学生時代の友人やママ友たちとのランチ会の様子などを毎日のように投稿しているそうだ。そうした投稿にはいつも“いいね”を押してくれていたママ友たちだったが、徐々にその数が減っていったのだという。

「最初はなんで“いいね”を押してくれなくなったのか分かりませんでした。すごく気になったので、いちばん仲良しのママ友(以下、Aさん)に相談したところ、『もしかしたら、マスミさんが誘ってくれているママ友ランチ会が原因かもしれない』と指摘されたんです。どうやら、一部のママ友からよく思われていないことが分かりました」

 話によると、現在マスミさんは月2回のペースでランチ会を開催しているという。会場は近所のファミレスが定番で、ランチ代は大体1500円ほどかかる。付き合いのあるママ友には全員声をかけているが、いつも集まるのは4人程度。半数以上のママ友からは断られているそうだ。Aさんの見立てでは、ランチ会に参加できないママ友たちがマスミさんのSNS投稿を見て反感を抱いているのではないか、ということだった。

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