【コラム】スナック看板にはなぜ珍名が多いのか
『愛人』『ぼったくり』『気だてのいいブス』……。これらは記者が実際にお目にかかったスナックの看板だ。なぜか珍名が多いが、これには理由があると、昭和文化研究家の中丸謙一朗さんは言う。
「スナックの店名はほぼ、ママやマスターの独断で決められます。企業のようにマーケティングをして決めるわけではないので、ママたちの個性が反映された店名が多いんです」
つまり、店名からママやマスターの性格、ひいては店の雰囲気が想像できるのだという。自分の名前を店名にしている店はママが高齢で、外国語などのしゃれた店名だとママが若いケースが多いという。
珍看板に惹かれて店を選ぶのも一興だ。
※女性セブン2023年7月20日号