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【ドル円週間見通し】ドルは底堅い値動きか、米インフレ指標が重要な手掛かり材料に

・8月7日-11日週に発表される主要経済指標の見通しについては、以下の通り。

○(日)6月経常収支 8日(火)午前8時50分発表予定
・予想は、+1兆2075億円
 参考となる5月実績は+1兆8624億円。エネルギー資源の輸入額は減少しており、経常収支は4カ月連続で黒字となった。6月については貿易収支の改善や一次所得収支の黒字額は一定水準を維持する見込みであることから、5カ月連続で黒字を計上する可能性が高い。

○(米)6月貿易収支 8日(火)午後9時30分発表予定
・予想は-650億ドル
 参考となる5月実績は-690億ドルで赤字額は4月実績を下回った。財の輸入額が減少したことが要因。6月は財とサービスの輸入額がただちに増える可能性は低いことから、6月の貿易収支(赤字額)は5月実績と差のない水準にとどまる見込み。

○(米)7月消費者物価コア指数 10日(木)午後9時30分発表予定
・予想は前年比+4.8%
 参考となる6月実績は前年比+4.8%でインフレ率は5月実績を下回った。住居費の伸び率鈍化などがインフレ緩和の要因。7月については住居費、サービスの伸び率鈍化が予想されることから、コアインフレ率は6月実績をやや下回る見込み。

○(米)8月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値 11日(金)午後11時発表予定
・予想は、71.0
 参考となる7月実績は71.6で約2年ぶりの水準まで回復。インフレ緩和の思惑が浮上し、消費者信頼感の改善につながった。8月についてはインフレ緩和の期待は持続していることから、7月実績にやや近い水準となる可能性がある。

○その他の主な経済指標の発表予定
・7日(月):(独)6月鉱工業生産
・8日(火):(中)7月貿易収支
・9日(水):(中)7月CPI
・10日(木):(日)7月国内企業物価指数
・11日(金):(英)4-6月期国内総生産、(米)7月生産者物価指数

【予想レンジ】
・141円00銭-144円00銭

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