投資

初心者向け「投資信託選び」のポイント リスクを分散し保有コストを抑えたわかりやすい商品を

どの金融機関で買うかで異なる手数料

「個別株と違って、投資信託の場合は金融機関によって取り扱っている商品が異なるので注意が必要です」と深野氏は続ける。

「購入時手数料も定められた範囲内で販売金融機関が決められる。同じ商品でも、どの金融機関で買うかで違ってくるので注意しましょう。一般的には店舗を構える証券会社よりも、楽天証券やSBI証券などのネット証券のほうが、品揃えがよくて手数料も割安です」

 掲載の表は深野氏が厳選した具体的な商品だ。

「三菱UFJ国際投信が提供するインデックスファンドの『eMAXIS Slimシリーズ』が複数あります。同シリーズは業界最低水準の運用コストを目指すと謳っており、ほかに安い信託報酬の商品が出てきたらそれと同じ水準まで下げる努力をするとしている点が評価できるでしょう。

 なかでもまずは全世界の株式に連動するオール・カントリーを買うのがいいと思います。ほかに挙げた全世界株式はオール・カントリーとやや異なる指数に連動する商品ですが、同様の運用成績が期待できます。そのほかに先進国株式、米国株の指数に連動するインデックスファンドを挙げました」(深野氏)

※週刊ポスト2023年8月18・25日号

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