大学生が日常のなかで言いたくなる汎用性の高さ
Bさんの友人のCさん(21歳)も、粗品語を日常的に使っている。友人のあいだで広まった背景には、日常会話での汎用性の高さがあるという。
「粗品さんがギャンブルで大負けしたときに使っている『ほな死ねっちゅうんかえ!』というセリフがあるんです。物事がうまくいかなかった時に、この言葉をよく使いますね。以前、粗品さんがX(Twtter)で〈確定申告前最後の競馬でゲロ負けした、ほな死ねっちゅうんかえ〉とつぶやいていたのですが、それがわかりやすい例文ですね。
粗品さんの言葉って、汎用性が高いセリフが多いし、大学生が日常のなかで言いたくなるようなものが多いんです。だから、すんなり受け入れられているんだと思います」(Cさん)
お笑い好きの学生たちを中心に、じわじわと広がっているという「粗品語」。日常会話の中でも使える、その汎用性の高さが魅力となっているようだ。(了)