そんなBさんだが、もともとはカフェなどで仕事をするのは苦手だった。
「もともと、カフェだと、周りのお客さんの話し声が気になって全然集中できないタイプでした。でも、否応なくカフェで仕事をしているうちに、騒がしい場所でも気にならなくなり、なんなら今はちょっと雑音があるくらいのほうが仕事が捗るぐらい。わざわざカフェに行って仕事をすることもあります」(Bさん)
コワーキングスペースなら気兼ねなく作業ができる
昨今は、作業をするための「コワーキングスペース」も増加。シュアラウンジなども人気となっている。広告制作業務に携わる会社員・Cさん(40代男性)はこう話す。
「私の会社は多くのスタッフがテレワークで、会議もリモートが基本。でも私の場合、自宅に小さな子供がいて仕事がしにくいことも。それで、カフェやコワーキングスペースで仕事をすることが多い。
リモート会議があるときは、個室や半個室があるコワーキングスペースを利用しています。コワーキングスペースであれば、カフェと違って周りもみんな仕事をしているので、気兼ねなく作業ができるというメリットがあります」
ネットカフェの個室が快適
逆に「コワーキングスペースでは仕事がしにくい」と話すのは、ウェブサイトの運営を担当しているDさん(30代男性)だ。
「最初はコワーキングスペースっていいなと思っていたんです。でも、僕の行っていたところでは、毎日利用している人がまるで“主”のように振る舞っていることがあって……。なんだか居心地が悪くなってしまい、あまり集中できなくなりました」