住まい・不動産

賃貸を借りる時「事故物件」かどうか、事前に調べる人と調べない人 考え方の違いはどこにある?

激安だったら借りるかもしれないけど…

 美容師の20代女性・Bさんも「調べる」派だ。「物件のセキュリティや周辺の治安が気になる」ためだという。

「自殺や家族・知人による他殺はさておき、通りすがりのような他殺の場合は、セキュリティが問われる場合もあるわけじゃないですか。なので、事故物件かどうか調べるのは、管理人さんがいるか、鍵交換がされているか、周辺の治安は大丈夫かなど、“安心して暮らせるか”を確認するための作業のひとつです」(Bさん)

 では、気に入った物件が事故物件だった場合、借りるのか。

「激安だったら借りるかもしれません。そうじゃなかったら、やっぱり少し考えちゃうかも……。そこしかなかったら仕方ないんですけど、他に候補があるなら、積極的に選ぶ理由がないと借りないです」(Bさん)

知らないほうがいいこともある?

 全く調べない人もいる。メーカーに勤務する女性30代・Cさんは「調べてもメリットがない」とアッサリ言う。

「知ったところで得することなんて何もない。事故物件サイトも見ません。そもそも、知らずに住んでいる人はいくらでもいると思うし、知らなければ住めるということ。過去にどういう人が住んでいて、何が起きたなんて興味ないです。“彼氏の携帯を見たって、いいことなんか何一つない”みたいなものじゃないですかね」(Cさん)

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