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“豊かな老後”のための「マンダラチャート」作成 オバ記者が大谷翔平のマネをしたい「ゴミ拾い」と「毎朝15分の部屋掃除」

【7】生活を「IT化」して、いまを生きるオバになりたい

「IT化」は、要はいまを生きるってこと。私がやっているSNSはいまのところFacebookだけだけど、X(旧Twitter)や、思い切ってYouTubeにも手を出そうかな。

 IT化のもっともいいことは、若い人と話すきっかけになるし、学ぶことが多いこと。とかく年下に対して上から目線の説教をしがちな私を「謙虚」にさせてくれたツールでもある。

 そして、いまさらだけど、「パソコン上達」。これまで若者の情けに頼ってどうにかしのいできたけれど、そろそろ簡単なハウツー本に取り組もうと思う。声に出して読んでも頭に入らない“取説”に負けるもんか!

【8】「断捨離」なぜ捨てられない!? 理由を知るためにも捨てまくろう

 多くのものであふれ返っているわが家を見渡すたびに不思議でたまらない。部屋のあちこちに積んであるのは、どうでもいいものなのよね。

 自分自身、ものに特に執着があるとは思えない。捨ててしまったら、あったことすら忘れる。なのに捨てる作業が嫌いなのはなぜ? 捨て始めると数分で疲れてやめてしまうのはなぜ??

 その答えを知るためにも「断捨離」はせねばならぬ。

 その一環として、「メルカリで不用品を売る」ことを強化したい。部屋を見渡すと、売れそうなものがまだまだありそう。たとえば世界の民族衣装を着た人形48体とか。私の家に来てくれた人に「いいな。ちょうだい」と言われたら迷わずあげることにしているけど、メルカリに出品が先かな。

「洋服を半分にする」のは、これまで何度もトライしては挫折したこと。「やせたら着られる」「あの人にほめられたっけ」「あの日あのときに着た服だ」……って、洋服ってもぅ煩悩のかたまりだね。でも、今度こそは見てろ。毎週ゴミ袋2つずつ捨ててやる!

 捨てるのはものだけではなく、他人に対する恨みつらみや嫉みもそう。正直な話、私だって、どす黒いモヤモヤの囚われ人になって身悶えする日もある。でも、それは1日限りにする。私の場合、たいがいのことは文章を書くとスッキリするから、そうしたい。

 最後の項目として自分に課したいのは、「動画視聴は1日2時間まで」。何をするにも、どんな目標を達成するにも必ず時間が必要。その大事な私の時間を確実に毎日奪っているのが動画。いったんスマホを開いたらアッという間に4時間5時間って、誰だよ、こんなものを作ったのは!? そうならないためにも、2時間タイマーをセットして自制しよう。

 マンダラチャートをやってみて、いまの自分に何が欠けているかがわかった。と同時に、それを一つひとつ実行していけば、これからの人生、まんざらでもない。ちゃんと歩んでいけるな、とも思った。そう、人生はきっと、何度でもやり直しがきくの。

 今年も8か月過ぎて、はや後半戦。ここまで頑張れた人もそうでない人も、マンダラチャートにどうぞチャレンジしてみてください。いろんな気づきがあるはずですよ。

(了。前編から読む

【プロフィール】
「オバ記者」こと野原広子/1957年、茨城県生まれ。空中ブランコ、富士登山など、体験取材を得意とする。

※女性セブン2023年9月14日号


>大谷翔平が高校1年生のときに作成した「マンダラチャート」

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