ちなみに、50年ローンは35年ローンよりも毎月返済額が少ないですが、この差額を浪費してしまうのはオススメできません。毎月返済額が少ない分は資産運用に回して、将来の生活費を増やすことを意識しましょう。50年にわたる返済期間では、金利の上昇局面もあるかもしれません。資産運用は金利上昇への備えにもなりますので、家計を強くするためにも、浮いた資金をしっかり資産運用に回していくことも重要です。
【プロフィール】
塩澤崇(しおざわ・たかし)/住宅ローン比較サービス「モゲチェック」の取締役COO。モルガン・スタンレー証券にて住宅ローン証券化を担当。その後、ボストン・コンサルティング・グループにて大手金融機関などを中心とした戦略コンサルティングに従事。現在は住宅ローンアナリストとして、テレビや新聞などに登壇。TwitterやYouTubeで住宅ローンの最新情報を発信中。SNSでは「モゲ澤」という別名も。