一方、長期保存できるものはやっぱり手作りをすすめたいという声も。
「ひじきや切り干し大根など乾物を使った煮物のほか、サラダやおひたしは、材料も安いし手間も少ないので作った方がお得です。味も家族の好みに合わせられるうえ、冷凍保存も可能です。逆に言えば、冷凍保存できなくて作るのが面倒なポテトサラダなどは、食べる分だけを買った方がいいでしょう」(三木さん)
また、使う食材が多い料理は総菜が便利なうえ、お得だと三木さんは続ける。
「例えば八宝菜。うずらの卵、えび、きくらげなど、一つひとつ買おうとすると高額になる食材が少しずつ入っているので、レトルトや冷凍食品を買うことをおすすめします」
前述のシミュレーションではミートソースをあげたが、同じパスタでもソースによっては結果が異なる。
「カルボナーラは卵や乳製品が値上がりしていることもあり、2人分以下の量ならレトルトの方がお得。バジルを使ったソースも、バジルを買うよりレトルトソースの方が割安です。一方、オリーブオイルとにんにくだけで作れるペペロンチーノであれば、量に限らず作った方が圧倒的に安い」(丸山さん)
イラスト/大窪史乃
※価格はすべて編集部調べ(9月8日時点)で、地域、購入場所、時期で異なります。
※女性セブン2023年9月28日号