害虫駆除剤の業界団体のホームページを見ると、殺虫剤の製造販売には厚生労働省の承認が必要であり、毒性についての人への安全性が確保されていると説明しています。そこで、その害虫駆除剤のメーカーに直接、メーカーが不明なら業界団体に、犬への影響を照会するのがよいと思います。
その結果、心配があれば説明された内容に基づいて、まいている人物と相談できませんか。その人物も費用をかけて駆除剤をまいているのですから、例えば隣りの空き家で害虫が増殖している等の事情があるのかもしれません。理由がある場合でも、散歩中の犬が届かないところにまくよう要請することもできると思います。話もできないような変人であれば、事故を避けるために、可能であればその道を散歩しないのが賢明だと思います。
【プロフィール】
竹下正己/1946年大阪生まれ。東京大学法学部卒業。1971年弁護士登録。射手座・B型。
※女性セブン2023年9月28日号