あなたが会社の指示に納得できない場合には、まずは上司にチーム外しの理由の説明を求め、十分な説明がないときは、一旦配転を受け入れた上で(そうしないと、配転命令違反で懲戒などの不利益処分を受けるおそれがあります)、チーム外しの配転命令の無効を主張し、個別労働紛争として労働局長に、あっせん等の手続きを申し立てることが考えられます。
ただ、その前に、社内恋愛がチームにどのような影響を与えたかを想像してください。公私の区別をつけていたということですが、それならば、あなた方にとって不利益な噂は立たなかったでしょう。
【プロフィール】
竹下正己(たけした・まさみ)/1946年大阪生まれ。東京大学法学部卒業。1971年弁護士登録。
※週刊ポスト2023年9月29日号