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北九州市の「ど派手成人式衣装」がNY進出で大喝采 原点となった「全身金と銀の羽織袴」「虹キング」誕生秘話

ニューヨーク・ファッション・ウィークの様子(1)

ニューヨーク・ファッション・ウィークの様子(1)

地元の人形師とも連携

 せっかくの世界進出なのだから、地元・北九州をアピールしたい。そんな思いから、池田氏は幾つもの仕掛けを用意した。そのひとつが、毎年7月に北九州市で行なわれる祭り、祇園太鼓のテイストを盛り込むことだった。

「地元の人形師さんにお願いして、特別にモデルの肩に載せるトラの顔の人形を作ってもらったんです。ものすごくお忙しい方なんですけど快諾してくださって、無事本番に臨むことができました」(池田氏)

 ところが、いざ現場に入ってみると、思いもよらないアクシデントが起こった。

「モデルさんの肩にトラの顔を載せてランウェイを歩いてもらうのが、どうしても上手くいかない。モデルさんは現地の人だから言葉の壁もあって、細かいことが伝わらないんです。仕方なく右腕にかかえて登場してもらいました。結果的にはより迫力が出て喝采に繋がりました(笑)」(池田氏)

 評判は上々で、現在池田さんのもとには様々なショーからの出演オファーが届いているという。

新成人の「金さん銀さん」

注目を集めるきっかけとなった「金さん銀さん」

注目を集めるきっかけとなった「金さん銀さん」

 荒れる成人式の象徴と白眼視された過去を経て、今や“世界のみやび”となった池田氏だが、そもそも世間を騒がせるきっかけとなったのは2003年の成人式だった。

「ある日、2人の男の子がお店に来て、『今度の成人式は全身金と銀の羽織袴で出たいんです。なんとかなりますか』って言うんです。その時は軽い気持ちで、いいですよって受けたんですけど。その後が大変でした」

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