2024年から始まる新しいNISA(少額投資非課税制度)。「成長投資枠」と「つみたて投資枠」の2つがあり、成長投資枠は対象商品が多く、さまざまな活用法が考えられそうだ。では、「成長投資枠」で投資できる商品には具体的にはどのようなものがあるのか。新刊『新しいNISA かんたん最強のお金づくり』が話題のファイナンシャルプランナー・横田健一氏が解説する。
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2024年から恒久化され、大幅に拡充される新しいNISAでは、2023年まで利用できる現行のつみたてNISAと一般NISAを承継するイメージで、「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の2つを同時に利用できるようになります。
前回の記事〈【新NISA攻略ガイド】「つみたて投資枠」対象の投資信託は他の投信と何が違う? 金融機関で取扱商品数が異なることに注意〉では、つみたて投資枠で投資できる対象商品を説明しましたが、今回は「成長投資枠」の対象商品について説明します。
新しいNISA制度の概要をまとめると、次のようになります。
「成長投資枠」で投資できる商品は、上場株式・投資信託など幅広い
成長投資枠で投資できる商品は、大きく分けると次の4つになります。
【1】上場株式
【2】投資信託
【3】ETF(上場投資信託)
【4】REIT(不動産投資信託)
基本的には現行の一般NISAの対象商品と同じですが、一般NISAよりも少し条件が厳しくなり、安定的な資産形成に適していないとされる一部の商品は今回の成長投資枠から対象外となります。
この4種類について、1つずつご説明していきます。