成長投資枠は1200万円が上限
今回ご紹介した成長投資枠では、つみたて投資枠と比べて、対象商品が大幅に広がります。海外も含めたさまざまな国の上場株式や、インデックスを上回る高いリターンを目指すアクティブファンド、不動産を対象としたREITなど、幅広い金融商品が対象となります。
新しいNISA全体での非課税保有限度額は1800万円ですが、成長投資枠としては1200万円が上限となります(冒頭の図参照)。この点にも注意しながら、新しいNISAを活用して、しっかりと資産形成に役立てていただければと思います。
【プロフィール】
横田健一(よこた・けんいち)/ファイナンシャルプランナー、株式会社ウェルスペント代表取締役。1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP認定者。大手証券会社を経て、2018年1月に独立。「フツーの人にフツーの資産形成を!」というコンセプトで情報サイト「資産形成ハンドブック」やYouTubeで情報発信しながら、家計相談やライフプラン・シミュレーションを行い、個人の資産形成をサポートしている。近著に『新しいNISA かんたん最強のお金づくり』(河出書房新社)がある。