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値上げラッシュに対抗する「ふるさと納税」返礼品選び 狙い目は中国に輸出できなくなった海産物

最新版「ふるさと納税」返礼品選びのポイントは?(イメージ)

最新版「ふるさと納税」返礼品選びのポイントは?(イメージ)

 値上げラッシュが続くなか、生活防衛策のひとつとして活用したいのが「ふるさと納税」だ。しかし、政府が寄付を巡る自治体間の返礼品競争を問題視し、10月1日からルールを一部変更したことで“お得感が薄れた”とも報じられている。ファイナンシャルプランナーの井戸美枝氏が解説する。

「今回の改正のポイントは2つ。1つ目は、〈寄付集めの総経費は寄付額の5割以下に収める〉としてきたルールの内容を変更して、経費項目を増やしました。2つ目は返礼品の地場産品の基準の見直し。返礼品が肉や米の場合なら、その食材が寄付先の自治体と同一の都道府県内の産品でなければならないとするなど、基準を厳格化したのです」

 それにより一部の返礼品が姿を消したり、寄付額が上がったりしたため、お得感が減じたと受け止められているが、井戸氏は「まだまだ活用の余地があるお得な制度なので、自分の家計にとってプラスな返礼品を選んでいきましょう」と話す。

 ファイナンシャルプランナーの丸山晴美氏によると、お得な返礼品を選ぶ上で、中国による日本産の海産物輸入停止の影響は見逃せないという。

「禁輸措置によって一時大量の在庫が滞留した冷凍海産物などを返礼品とした産地応援プロジェクトが各地で立ち上がっています。こうしたプロジェクトでは、もともと値上げ予定だった商品を支援名目でお手頃な価格で出していることが少なくない。〈緊急支援品〉などのタグを目印にチェックしてみることをおすすめします」

 値上がりトレンドが続いてきた日用品に目を向ける選択もある。

「今後も値上がりの懸念があるティッシュやトイレットペーパーは、自宅にストックできるスペースがある人にはおすすめです。静岡県沼津市の『トイレットペーパーダブル ミックスベリー 大容量108ロール』はソフトな肌触りでちょっと贅沢な気分を味わえます」(井戸氏)

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