部活や授業の合間には、体育祭や修学旅行、合唱コンクールといった学校行事も多数手がけなくてはならない。元々「楽しい思い出を一緒に作りたい」という思いがあった秋山さんだが、最悪使い回せる教材がある授業よりも、下調べや予約が必要なイベント準備が優先されてしまい、授業面が“疎か”になることについては「本末転倒ですよね」と苦笑いする。
さらに秋山さんの学校では、教師は部活以外の学校活動を何か一つしなくてはならないというルールがある。秋山さんも生徒指導部で、繁華街を見回りするなどの活動もしているという。
理想を持って教師になった秋山さんだが、「いつまでもつのか」と嘆息しながら追われる日々を過ごしている。(了)