家計

【節約上手への道】やってはいけない“残念な節約”の数々 「半額シールに飛びつく」「駐車場代が無料になるまで買い物」等

「安さ」ばかりを追い求めて逆に損をすることも…(イメージ)

「安さ」ばかりを追い求めて逆に損をすることも…(イメージ)

 老後資金について不安を感じている人は少なくないだろう。だからといってやみくもに生活を切り詰めるのは意味がない。

 それどころか、自分や家族の生活を犠牲にしてまで出費を抑えるような「がまんの節約」は、逆効果になる場合さえある。特にこれからの時期、電気代の節約のしすぎには要注意だと、消費生活アドバイザーの丸山晴美さんは言う。

「暖房をケチってかぜをひいて仕事や家事ができなくなる方が損失です。もし悪化して肺炎にでもなれば、その医療費の方が高くつくでしょう。

 一方で、確かな効果が期待できる対策もある。例えば、多くの人が見逃しがちですが、部屋を効果的かつ経済的に暖めるには、カーテンへの“投資”をおすすめします。高価なものでなくてもいいので、床につくくらいの長さのものに替えてみてほしい。冷たい空気は下から入ってくるので、腰高窓であってもカーテンは長い方がいいのです。

 カーテン代こそかかりますが、暖かい空気を逃がさず、冷気が入りにくくなり、快適かつ無理なく電気代を抑えることにつながります。

 また、湿度を上げると体感温度も上がるので、加湿器を使うほか、風呂上がりに浴室の扉を開けておくだけでも暖かくなりますよ」(丸山さん・以下同)

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