モノの再利用の達人で、京都在住の節約主婦・さとみさんは、ゴミを増やさないように、プラスチック容器(以下・プラ容器)に入ったモノはなるべく買わないようにしているという。
「お肉なら精肉店でほしい分だけグラム買いしています。魚もスーパーの鮮魚コーナーでプラ容器に入っていないモノを1匹だけ購入しています。その方がほしい分だけ買えて、お金もかかりません。プラ容器に入ったモノしかない場合は、保存容器や調理パット代わりに使うなど、できるだけ再利用してから捨てるようにしています。おかげで市販の保存容器が必要なくなりました」(さとみさん)
ゴミだって立派な資源になる
普通であれば“要らない”“使えない”とされるものを再利用する人たちもいる。
「クーラーの室外機の排水ホースにバケツをセットして、ホースから流れてきた水をためて庭の水やりに使っています。植物もすくすく育っています」(43才・公務員)
「牛乳パックは開いて、肉などを切る際にまな板の上に敷いて使ってから捨てます。これで洗い物が減り、洗剤代も水道代も節約に。牛乳パックの活用法はほかにもあります。ねぎや豆苗、三つ葉を根から切り落とし、植木鉢代わりにした牛乳パックに土を入れて根っこを栽培すると、また生えてきます。これで2~3回は食べられます」(61才・パート)
「紅茶のパックの糸をとっておいて、ちょっとした縫い物などに使います。靴下の穴ぐらいならこれで充分なんですよ」(64才・専業主婦)