公式グッズよりもビジュがいい
「私はセブチのファン歴6年、スキズ(Stray Kids)のファン歴4年目です。もちろん、非公式グッズがダメなことは理解しているのですが、なにせ公式が出しているグッズよりもビジュ(ビジュアル、写真写り)が良いものが多くて……。K-POPファンのなかには、“マスターさん”という高性能カメラでアイドルの写真を撮る方がいるんですが、その方たちが撮った写真はビジュがとにかく良い。
その写真を無断、あるいは横流しして非公式が作られていることも多く、そういったものが新大久保にたくさん出回っているんです。友達と新大久保に行くと、ビジュがよければ買ってしまいますね」(Bさん/28歳・会社員)
公式グッズの供給では物足りない
「私は公式ファンクラブに入っていますが、公式のグッズ供給だけでは物足りなくて、新大久保で非公式グッズを買ってしまいます。非公式グッズには、公式にはないいろんなアイテムがあるんです。たとえば、アイドルの証明写真だったり、アイドルの名前がすでに記入されていて、自分の名前を書き込める『婚姻届』のようなグッズも売っていました。最近流行っているのは、アイドルのお面の口元に穴が空いていて、そこにストローを指して使う商品。飲み物を飲むときに、アイドルと擬似的にキスをしているようになるという、おもしろグッズです」(Cさん/20歳・大学生)
当然のことながら、アイドルが所属する事務所は非公式グッズを認めていない。非公式グッズを購入しても、推しのアイドルに利益が還元されないだけでなく、権利侵害に与してしまう。アイドルを応援したいという想いがあるのならば、公式グッズを正規のルートで購入するのが一番健全な「推し活」のあり方だろう。(了)