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【通称「撮り鉄の穴」】跨線橋の転落防止の金網、補修しても破損の繰り返し 一体、誰が開けたのか?管理するJR東日本の見解

ちょうど目線の高さの金網が、至る所で破られている

ちょうど目線の高さの金網が、至る所で破られている

JR東日本は「粛々と保守管理を続ける」

「撮り鉄の穴」がある橋の付近には、同じような跨線橋がいくつもあるが、中でもこの御隠殿坂跨線橋が撮影スポットとして人気になっているのには、理由があるようだ。現場にいた別の撮影者はこう話す。

「日暮里駅の近くに車も通れる下御隠殿橋というのがあるのですけど、中央部分は金網とは別に、頑丈な鉄柵も設置されている。新幹線を真上から撮ろうとすると、こっちのほうがいいんですよね。それに下御隠殿橋は人通りも多いからなんか居心地が悪くて。こっちは歩行者専用で、渡った先はお墓しかないから、人通りも少ない。落ち着いて撮影できるんですよ」

 他にも日暮里駅の南口直結の跨線橋もあるが、こちらの金網はかなり丈夫な素材で作られている。また駅直結なだけあって人通りも多い。

 様々な条件を考え合わせた結果、御隠殿坂跨線橋が選ばれているのではないだろうか。橋を管理するJR東日本の担当者は次のように話す。

「たしかに金網を破ったような穴はありますね。ただ、鉄道ファンがやったのかどうかは確認できていません。弊社としては、他の場所と同じように、粛々と保守管理を続けるだけです」

 この担当者が言うように、金網の破れ目は誰が何の目的で開けたのか、定かではない。ただ、何か事故が起こってからでは遅いということだけはたしかだ。(了)

次のページ:【写真】破られた穴を目の細かい金網で補修している箇所も

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